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火災が起きてしまった時の備え

こんにちは垣田です。

 

岡山も春一番が吹き、気温も暖かくなり春の訪れが楽しみになってきましたね。

 

さて先日、不運が重なりお客様工場で火災事故が発生しました。

 

建物、生産設備、原材料や完成品に多数被害があり、火傷された方もいます。

 

被害状況の確認のため、お客様、保険会社が依頼した調査会社、

火災保険にセットされている汚染除去外部委託先会社と

出火現場の立会調査をおこないました。

 

被害状況を確認し改めて火事は恐ろしく、復旧には非常に時間とコストがかかること、

火傷も痛みと治療に時間がかかることを痛感しました。

 

事故対応の中でお客様に感心いただけたのは、

火災保険にセットされている汚染除去の委託先某社の対応でした。

 

この会社は立会調査翌日から保険会社の承認のもと、

復旧にあたる技術者チームを現場へ招集し、生産設備や建物へ付着した煤、

消火放水により発生した金属の錆を一点ごとに

手作業による薬品洗浄⇒超音波洗浄機器による汚染除去⇒防錆処理により

再度使える状態へ日々復旧作業をしてくれています。

 

工場にある産業用機械等は、再度調達するのに数ヶ月時間を要することが多いため、

使えるものは汚染を除去し元の生産体制への復旧期間を早める効果があります。

 

以前の火災保険は、修理代や買替費用等のみ支払われる仕組みでしたが、

最近は企業向け火災保険に限定されますが、

汚染除去会社の手配と費用まで支払われる商品を各保険会社が販売しております。

 

事故の中でも特に火災や水災等は、修理や買替と汚染除去の問題が表裏一体です。

 

災害が発生しないよう対策するのが一番ですが、

もし災害が発生したときに復旧期間を早めることができる保険に加入しているか

皆様も今一度見直しをされてみてはいかがでしょうか。