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広島の災害で思ったこと

この度の広島での土砂災害で犠牲になられた方に
謹んで哀悼の意を表するとともに、
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 

日本は平和な国で治安も良い先進国であり、
温帯モンスーン気候で四季もあり自然豊かで美しく食べ物も美味しく、
礼節を知る国民性で住みやすい国・・・日本の良いイメージはそんなところでしょうか。

ところが最近、地震や台風、大雨による自然災害が頻発し、
その度に尊い命が失われたり家を失ったり人的物的被害は計り知れません。
人間は、自然科学により生活を飛躍的に向上させてきた、
と同時に自然を侮りコントロールし抑えこもうともしてきました。
そもそも日本人は、自然を神聖化し自然を大切にし、自然と共に生きて行く国民性です。
日本の歴史が始まってからも幾度も地震や台風が有った記録があり、
自然の脅威はよく認知されているはずですが
最近は目先の利益や経済発展の名の下に、
自然に対する畏敬の念が薄れてきている気がします。

今回の広島の災害でも、行政は 様々な事情や利害が有ったと推察はされますが、
警戒区域とかに指定する英断が有っても良かったのではないかと思います。
難しい規制や法律は分かりませんが、開発許可・建築許可があったために
次々と建物が出来て開発がどんどん進んでいった・・・皆、危険が潜んでいることを分かっていながら。
そこには行政の財政的な問題、デベロッパーの利益追求、
移り住んでいった人達の様々な事情が有ったのでしょう。

東日本大震災があってから、さらに防災・減災が啓蒙されていますが、
今回もその教訓が生かされなかった気がします。
防災、減災は自助、共助、公助が必要です。
行政の対応は大切ですが、それに頼るだけではなく自分の身は自分で守る意識が一番大切です。
私達に出来るのは、自助、共助です。
何処に危険が潜んで、災害が発生したらどう自分の身や家族を守るのか、
どう被害を最小限に抑えるのか、常日頃から備えなければなりません。

各都道府県、市町村にはハザードマップが公開されています。
今一度、確認し、周りにネット環境が無いお年寄りがいる場合は
情報を共有してあげて下さい。
一人でも無駄に命を落とさないためにも、
今一度自助・共助・公助を再確認しましょう。

最後に、広島で災害に遭われた方はもちろん、日本各地で被災された方々が、
一日でも早く通常の生活が出来ますように心から祈念致します。

 

■参考■ 
岡山のハザードマップ 
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-27327.html

 

倉元


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