今年も8月に入り、毎日暑い日が続きますね。少し外を歩くだけでも汗をかく程で、
私も最近食欲がなくなってしまい少々夏バテ気味です。
が、夏季休暇を楽しみにして毎日何とか乗り切っています!
さて、この時期になると増えるのが台風です。現在中国地方各地で大雨の被害に見舞われ、さらに非常に強い台風11号が北上中、この後もさらに発達しながら北上を続ける見込みとの事。週末は本州にも上陸するのではと懸念されています。
お客様各位に被害が出ない事を祈るばかりですが、台風の中の車の運転は大変危険ですので、十分にご注意ください。
そこで今回は、悪天候時の運転に関して注意したい点をご紹介させて頂きます。
先ほど述べた通り、台風の影響で大雨が降る事が予想されます。雨が降り、路面が濡れた状態ですとブレーキが効き始めてから実際に車が停止するまでの距離(制動距離)が路面の乾燥した状態に比べて長くなります。さらに、水が溜まっていたり、大雨で川のような状態になった路面を高速で運転した場合、路面とタイヤの間に水の層が出来る事でタイヤが滑り、ブレーキやハンドル操作がきかなくなる事があります。いわゆる「ハイドロプレーニング現象」です。雨の日は、十分に速度を落とす、車間距離を取る、大雨の時はライトを点灯する、ブレーキやハンドル操作に注意するなど、安全に配慮した運転を心掛けるようにして下さい。
また、高架下・地下トンネルなどの低い場所では、冠水の恐れがありますので注意が必要です。
車が冠水した道路に入り、水位がマフラーの位置に達すると、マフラーから水が入ってしまいエンジンが故障する恐れがあります。また、車が停止した場所が水の集まりやすい場所の場合、すぐに水が窓の高さまで到達して、水圧でドアが開かず、窓も開けることが出来なくなる事があり、車内からの脱出が難しくなる為、大変危険です。
大雨の際、特に注意報や警報が発令されている時は、冠水注意の看板が設置されている場所や、立体交差の地下を通過する道路で周囲の地面より低くなっている場所(アンダーパス)を避けて運転するといいでしょう。
次に、落雷・集中豪雨についてです。先日、野球の試合中に落雷の被害にあった高校生が亡くなるという痛ましい事故があったばかりですが、運転中の車に落雷した場合、車の電子機器が誤作動してしまったり、ドライバーが雷鳴や稲光に驚いて運転操作を誤る可能性があります。車の中に居れば、雷は車体の外側の金属部分を伝って地面に流れますので、安全な場所で車を停止し、落ち着くのを待ちましょう。
また、最近は積乱雲の急激な発達によって天候が変わり、突発的に局地的な大雨となる集中豪雨が頻発しています。集中豪雨時は視界が悪い上、対向車が左右に跳ね上げた水がフロントガラスに叩きつけられる事で視界が失われる場合もあるので、運転を続けるのは大変危険といえます。
走行中に落雷や集中豪雨で危険を感じた場合、第一に車を安全な場所に停止させ、危険を感じなくなるまで車内で待機しましょう。その際、すべての窓を閉めて、エンジンを切り、窓枠やハンドルなどの金属が露出している部分には触れないようにして下さい。
最後に、強風にも注意が必要です。台風が近づくと風が強まり、その影響を受けてハンドルを取られやすくなるので、通常よりも減速し、慎重にハンドル操作を行いましょう。また、物が飛んできて視界を妨げたり、道路を塞ぐ事も考えられますので、周囲に注意を払う事も必要です。
本来、台風が近づいて来た時は運転を避けるのが一番いいのですが、お仕事をされていたりするとなかなかそうもいかないので、十分に気をつけながら運転して頂きたいと思います。
また、休暇を取られる方も多いかと思いますので、レジャーや旅行の際は思わぬけがをしてしまったりする事のないようお気を付け下さい。万が一の際に備える為の旅行保険は弊社でも取り扱っておりますので、お声掛け下されば幸いです。
伊藤