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備前焼祭り

こんにちは。川口です。

突然ですが、皆さん備前焼お好きですか?

備前焼といえば日本六古窯のなかでももっとも古いとされている岡山が誇る焼きものです。

私の家では、叔父が趣味で備前焼を焼いていたこともあり、昔からその辺にごろごろ転がっていました。

子供のころは何とも地味な焼きものだなぁ、とあまり興味はありませんでしたが、大人になるにつれ、だんだんと味わい深さが良いなぁと思うようになりました。

ということで、先週の日曜に行ってきました、備前焼祭り。

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毎年10月の第3土・日曜日に開催されています。

備前焼祭りの素晴らしいところは、いつもなら入りづらい(入りたくない?)高級ギャラリーにも気軽に入れて、人間国宝や有名作家さんの作品を自由に見られるところ!

オブジェの様な様々な形の器たちに魅了されます。

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この時期は全国で活躍中の備前焼作家さんも地元に戻ってきてお客さんとのふれあいを楽しんでいるそうで、見かけたら色々な話が聞けるチャンスです。

作家さんではなくてもお店の人がすごく丁寧に説明してくれるので、にわかファンになること間違いなし。

展示も花を活けてあったり、皿を絵皿のようにして飾ってあったり、備前焼を使ったカフェやカレーのお店もあったりして、日常での使い方のヒントが沢山。

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白備前、青備前、彩色備前といった、茶色の備前焼とはまた趣の違うめずらしいものも見れます。

備前焼と言えば高いイメージですが、手ごろな値段で買えるコーヒーカップやお皿、ビアマグなどもあります。

不思議ですが、備前焼で飲むコーヒーはまろやかな味になり、ビールは泡がきめ細かくて美味しく飲めます。花器も花のもちがよくなるそうですよ。

同じ様な形と模様でも、焼きの加減が微妙に違っていたりして同じ作品は一つとしてないので、自分好みの物を見比べて探すのも楽しみの一つ。

駅を出るとところどころに見える窯の煙突、備前焼の看板やレリーフの数々、神社には備前焼の陶板や狛犬があり、古き良き街並みの風情を見て歩きまわるだけでも楽しめるお祭りです。

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