この連休中、世界史に残ることが起こりました。
そう、エジプトの独裁政権が民主化へと大きく動き出したことです。
これから中東だけではなく世界の動きがどうなるか非常に気にかかるところです。
エジプトの出来事が近隣中東諸国の政策・民主化にどう影響していくのか、中国はどうなるのか?
米国が中東問題に注力を向けていると、その隙を狙って北朝鮮が何やら行動を起こしてくるのか。
アジアに目を向けてみると中国は、尖閣はもちろんチベット、台湾、南シナ海まで含めた「核心的利益」を認めろと発言しているようですが、こんなことは世界が認めるわけがありません。
欧米は日本さんしっかりしてくださいよと言っているのに、政治家たちは自分たちの椅子取り合戦ばかりしているように見えます。
北方領土のことに関しても、ヤルタ協定の内容を察知しておきながら黙殺したために今日の複雑な状況になってしまった。
こんな教訓がありながら全く活かされていない外交音痴といいますか、日本人には優れた協調性があるのですから何故確固たる信念を持ってイニシアチブを取ろうとしないのか。
日本の国家戦略とかビジョンが見えないのは私だけでしょうか。
財政再建の道筋もなく、浮草のような外交をやっていては日本の将来は見えてきません。
若者達に将来の夢が持てるような、活力のある国にしていきたいものです。
倉元