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溶けたアイスにはご用心

こんにちは、伊藤です。

日に日に暑さが増して来ましたね。

これから個人的に1年の中で最も苦手な梅雨の季節がやって来るので憂鬱です…

先日は熱中症とみられる症状で高校生が亡くなるという不幸な事故もありました。

それほど気温が高くなくても、また室内に居ても熱中症は起こり得ますので

皆さまもしっかり水分補給をなさってください。

 

さて、熱中症と共にこれから増えてくるのが食中毒です。

先日テレビを観ていて「えっ、それダメなの?」と思う事があり

周りに話したところ「私もやってた」とか「うっかりやりそう」という声が多かったので

今回はその件について書こうと思います。

 

テレビでやっていたのはアイスを食べて腹痛に襲われた主婦の方の話でした。

買い置きしてあるアイスを1日1個は必ず食べるほどアイスが好きなこの女性が

その日もいつものようにアイスを食べたところ、数時間後に急激な腹痛に襲われたそう。

その事を帰宅した旦那さんに話すと意外な原因が!

数日前旦那さんはアイスを食べようと冷凍庫から取り出してきたものの、

まだ固いだろうと時間を置いている内にいつの間にか寝てしまいアイスを放置したまま

朝になってしまったそうです。当然アイスはドロドロに溶けていましたが、

また冷凍庫に入れておけば固まるだろうと冷凍庫に戻していました。

 

アイスは常温で放置されたことで腐敗しており、

それを奥様が知らずに食べてしまった事で起きた事件でした。

奥様によると多少表面に霜が付いたりはしていたものの、味はおかしくなかったとか…

これはチョコレート味のアイスだったので味が濃かった事と、

冷たさで嗅覚や味覚が鈍くなることが原因だそうです。こわい!

 

アイスクリームは通常18度以下で保存されており、この環境下では微生物の増殖はしにくく

品質の劣化も少ないのでアイスクリームには賞味期限の記載義務がないそうです。

 

ですが、一度溶けて一定時間放置されたアイスは元々存在していたごく微量の細菌や

ウイルスが増殖してしまう事があるのだとか。

開封してなくても菌がいるの!?とびっくりしたのですが解説していた専門家の方によると

基本的には全く無菌の食べ物はほとんどないそうです(缶詰やレトルト食品くらい)

アイスには卵や牛乳が使われているので、黄色ブドウ球菌が繁殖してしまうケースは

考えられるといった見解でした。普通にやっちゃいそうで怖いです…

社内ではアイスを保冷材代わりにすると話していた人もいましたが

溶けてしまったアイスにはくれぐれも気を付けましょう!


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