こんにちは、渡辺です。
先日防災士の会合に出席してきました。
気象庁の方が来られて、講演があったのですが、その中で緊急地震速報についての話題がありました。
緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限りすばやく知らせる情報のことです。
気象庁のホームページによると、2点以上の地震観測点で地震波が観測され、最大深度が5弱以上と予想された場合に発表されるそうです。
緊急地震速報の主な受信方法は下記の4つ。
①テレビやラジオによる放送
②防災行政無線による放送
③携帯電話による受信
④施設の館内放送等
テレビやラジオは電源を切ってある場合、緊急地震速報は受信できません。
一番早く受信できるのは③の携帯電話でしょうか。
つい先日の淡路地震の時に皆さん体験されたのではないでしょうか。
私も聞きなれない音にびっくりして「何だ何だ?」と思っているうちに揺れ始めました。
緊急地震速報から、強い揺れが到着するまでの時間は長くても数十秒と短いものですが、この間に何らかの対策を講ずることができれば、地震被害の大幅な防止・軽減が可能となるそうです。
まずは速報の音の意味がすぐ判断できるようになればスタートダッシュがかなり違うはずです。
ちなみに、NTTドコモのホームページでは携帯電話の緊急地震速報専用ブザー音が試聴できます(各社共通)。
地震以外にも津波警報と災害・避難情報の専用着信音もありますので、是非一度視聴してみてください。
緊急地震速報の特性をよく理解し、緊急地震速報を受けた時にとっさに適切な行動ができるよう、身を守る方法を日ごろから準備しておくことが重要です。
家庭での具体的な対応行動の指針
- あわてて外へ飛び出さない
- 頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる
- その場で火を消せる場合は火の始末、火元から離れている場合は無理して消化しない
- 扉を開けて避難路を確保する
(「緊急地震速報の本格的運用開始に関わる検討会」最終報告より抜粋)
緊急速報「エリアメール」(NTTドコモHP)
緊急地震速報について(気象庁HP)