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使い方次第で

こんにちは、伊藤です。

弊社のHPが開設されてからは初めてのブログ当番ですが、

皆様今後とも宜しくお願い致します。

先日はひな祭りでしたが女の子のお子様やお孫様がいらっしゃる方は

楽しく過ごされましたでしょうか?

私も小さい頃にはお雛様を飾って、ひなあられや白酒を用意したり

少しおめかしをさせてもらったりしていた事を思い出しました。

 

さて、ネットニュースで見たのですが、そんなひなまつりの3月3日、

日本最北端に位置する北海道稚内市(人口約3万5千人)のスーパーで

ひなまつり用にとケーキを240個発注したつもりが

担当者のミスで何とその10倍の、2400個ものケーキが届いてしまったそうです。

何故このような事態が起きたかというと、

担当者が発注端末で入力する際に単位が「個」ではなく

「ケース」となっている事に気が付かず、

ケーキ6種類をそれぞれ「40」と入力、その為40個×6で240個を頼んだつもりが、

40ケース×6の2400個注文が入ってしまった、という訳です。

もちろん、当日大量のケーキがお店に届いてびっくり。

賞味期限が3月5日であった為、商品を無駄にしてしまわないよう

半額の1個100円で売る事に…

 

そしてこのピンチを切り抜ける為にスーパーが考えたのが、Twitterでの告知。

2400個ものケーキがお店に届いてしまい困っている事、半額の100円で売り出す事、

賞味期限が5日である事をTwitterで投稿したそうです。

するとそのツイートが一気に拡散され、

近くの方はぜひ買いに行ってあげてほしい、

と応援の声も多くあがった事から

開店直後からたくさんのお客さんがケーキを買いに来てくれたのです。

Twitterを見た常連さんはもちろん、会社の同僚の分をまとめて買いに訪れる人も。

なかには一人で100個以上を購入してくれた方もいらっしゃったそうです。

このTwitter効果で、開店時間の2時間後には無事にケーキを完売したとか。

すごいですね!久しぶりに読んでいて心のあたたまるニュースでした。

 

若いバイトの方が悪ふざけ写真や動画をアップしたり、

誹謗中傷コメントで炎上したり、何かと悪い使い方の方が

クローズアップされてしまう事の多いTwitterですが、

今回の例のような使い方はとても素敵だと思いました。

今話題のドローンも、災害時の救援活動や

人が入るには危険な地域の偵察等大いに役立つ事もあれば、

犯罪に使ってしまう人もいます。

何事も使い方と、それを使う人のモラルによりけりという事ですね。

 

もちろん、このようなミスがないよう発注側・受注側双方で確認を取り合い、

発注の際には単位をよく確認してミスを事前に防ぐのが一番ですが、

今回の件のようにミスが起きてしまった時に

それをどのように解決して行くのかも重要だと思います。

受注担当者の方もほっと胸を撫で下ろされた事でしょう。

ネット上では「明らかに多い数量の発注を受けた際には

電話で確認を入れるべきではないか?」という意見も多く見受けられましたが、

ひなまつりのイベント用と聞いており普段より多い量でも確認はされなかったそうです。

 

私も仕事をする上で、「こうだろう」と推測し良かれと思ってした事が

裏目に出てしまった経験があります。

このニュースを読んで疑問に思った事は逐一確認を取り、

相手との意思疎通がきちんと図れるよう気を付けようと思いました。

今の時代、何でもPCで出来るようになりましたが、

実際に動くのはやはり心のある人間同士ですので、

そういったコミュニケーションは大事にしたいですね。